英語で日記をつける=ライティングの練習だと思っていませんか?
実は、スピーキングの向上にもつながるんです!特に、会話になると文章でなかなか話せない人や、いつも同じ言葉を使ってしまう人におすすめです。
こんな人にオススメ!
- 短い文や単語は話せるけれど、長い文章で話せない。
- ジェスチャーに頼るスピーキングから卒業したい。
- 語彙力を上げたい!
筆者はポートランドにいた一年間、毎日寝る前に英語で日記を書いていました。その日あったこと、誰が何をしたか、その時自分が何を思ったかなどなど・・・
本記事では、1年間続けて気づいた英語日記のメリットや効果、おすすめツールを紹介します。
本記事で分かること
- 英語で日記をつける3つの効果
- 3ステップで書ける!英語で日記を書くコツ
- 使える便利な単語やフレーズ
ポートランドにいた1年間、毎日書き続けた日記です。
英語で日記をつける効果
文章で表現する習慣がつく
英語を話すとき、単語だけを並べてしまったり、ジェスチャーでなんとか伝えようとしていませんか?
日記を書く練習をすると、文章で考える習慣がつきます。
スピーキング = 伝えること。
話すときにすぐに文章が出てこないのは、アウトプットの量が足りていないからです。
それを1人で練習・補えるのが日記を書くこと!
単語の羅列やジェスチャー頼りのスピーキングから卒業するきっかけを作りましょう。
語彙力が増える
例えば、「幸せ」= ”happy”だけではないですよね?
contented, satisfied, on top of the worldなど、シチュエーションによっていろいろな表現方法があります。
いざ英語で日記を書こうとすると、言えないことの多さに気づくと思います。わからない言葉全てを調べるのは大変ですが、気になったときは「◯◯ 英語」や「△△ 類義語」といったワードで調べてみましょう。
出来事や感情を書き出すので、動詞や形容詞のバラエティが増やすことができます。
また、調べて書くことを繰り返すことで、インプット → アウトプットをすることにもつながります。
日常生活と英語が結びつく
日常生活の行動を英語で言おうと思うと、意外と難しいですよね。
例えば、料理をするときの「炒める、煮る、味付け」や買い物するときの「試着する、バーゲンだった、店員さんに勧められる」などが挙げられます。
これらの言葉、パッと英語で思いつきますか?
日常生活の行動の中には、新しい表現を学ぶきっかけがたくさん隠れています。調べながら書くことで、普段の行動と英語を結びつけることができます。
何を書く?
STEP1 時系列で書く
何を書くか決めるために、その日あったことを時系列 + 箇条書きで書き出してみましょう。
(例)友達と遊んだ土曜日
8:30AM Wake up and have a breakfast
10:00AM Meet up with my friend at Shibuya station
11:00AM Have a brunch at a cafe
13:00PM Go shopping at a mall
日記を書くことに慣れていない人は、この中から印象に残ったことを選んで書いてみましょう。
STEP2 出来事を書く
上で書いた時系列の中から、カフェでランチしたことを書いてみます。
私と友達は、インスタで有名なカフェに行きました。
My friend I went to a cafe that has been popular on Instagram for a while.
とても混んでいたので、40分待ちましたが、友達とおしゃべりをして時間を潰しました。
Since the cafe was very crowded, we had to wait for 40 minutes.
So we chatted to kill time while we were on the line.
料理は予想通り、インスタ映えしておいしかったです。
The lunch plate was instagramable and tasty as we had expected.
内容としては、「カフェに行ってランチをした」というシンプルな内容ですが、「時間を潰す」「インスタ映え」「予想通り」など、意外とすぐに出てこない表現も、文章にすることで調べたり表現方法を確認したりしながら書くことができます。
STEP3 感想を書く
出来事を書いたら、そのとき感じたことや思ったことも書いてみましょう。
友達とは久しぶりに会ったので、とても楽しい時間を過ごせました。
We caught up for the first time in a while and had such a fun time.
次は鎌倉に行くことにしたので、楽しみにしています。
I’m looking forward to going to Kamakura for a one day trip with her next time.
ここで、感情を表す形容詞やフレーズを使ってみましょう。慣れるまでは、ポジティブなことを書くことが続けるコツです。
使える単語・フレーズ
ここからは、日記を書くときに使える単語やフレーズを紹介します。
形容詞
名詞を装飾したり、感情を表現することができるのが形容詞。形容詞のバリエーションを増やすことで、表現できる幅が広がります。今回は、よく使うable系とed/ing系を紹介します。
〜able系
enjoyable(楽しめる)、 acceptable(受け入れられる)、 available(利用可能な)、 considerable(考慮できる)、 unbelievable(信じられない)、 understandable(理解できる)
〜ed、ing系
▶︎ ポシティブな形容詞
excited(楽しみでわくわくする)、 interested(興味がある)、 satisfied(満足する)、 amazed(驚かされる)、 thrilled(わくわくする)、 impressed(感心する)、 encouraged(勇気づけられる)、 inspired(影響される)
▶︎ ネガティブな形容詞
exhausted(疲れる)、bored(退屈する)、annoyed(イライラする)、disappointed(がっかりする)、confused(困惑する)、embarrassed(恥ずかしい)、worried(心配する)、frustrated(不完全燃焼な)
〜ed :
(例)I’m so excited at watching a soccer game next weekend!
→ サッカーの試合によって私がわくわくさせられる、というイメージなので
be動詞 + 動詞ed を使います。
〜ing :
The soccer game I watched today was so exciting!
→ サッカーの試合自体がわくわくするものなので、
動詞ingを使います。
副詞
〜lyで終わる単語で、状況や気持ちを表現するときに使います。
状況
literally(文字通り)、suddenly(突然)、 especially(特に)、 easily(簡単に)、 luckily(幸運なことに)、 terribly(ひどく)、 safely(安全に)、 fluently(流暢に)、 clearly(明らかに)、 completely(完全に)
気持ち
probably(多分)、 unfortunately(残念なことに)、 surprisingly(驚くべきことに)、 definitely(絶対)、 personally(個人的に)、 seriously(真剣に)、 honestly(正直に言って)
接続詞
文頭に置くことができる接続詞を紹介します。書き始めが、”I(私は〜)”ばかりで始まってしまう人は、接続詞を文頭に置いてみましょう。文章のバラエティが増えますよ。
時間
Before(〜する前に)、 After(〜にした後は)、 While(〜している間に)、 When(〜する/したとき)、 Until(〜までに)、 Once(一度〜すると)
説明
If(もし〜)、 On the other hand(〜の/する一方で)、 Although(〜だけれども)、 By the way(ところで)、 Since(〜だから(理由)、 Thanks for(〜のおかげで)、 Even if(〜だとしても)
関係代名詞
文と文をつなげるために使います。短い文章ばかりになってしまう場合は、関係代名詞でつなげてあげましょう。
Which ▶︎ My friend picked up a blouse which was apparently the last one.
Where ▶︎ I went to a bookstore where tons of foreign books are sold.
Who ▶︎ We bumped into Shiori who was going to a gym.
Whom ▶︎ This is my friend Kaya whom I told you last week.
Whose ▶︎ I know the guy whose parents are both musicians.
What ▶︎ What happened there got me surprised.
まとめ
本記事では、英語で日記を書くことで得られる効果や、書くコツ、便利なフレーズを紹介しました。
英語で日記を書くときは、その日にあったことを時系列で書き出してみて、そこから印象に残った出来事やその感想を書いていきます。
まずは調べずに頭の中で考えてみましょう。
表現に行き詰まったり、同じ単語ばかり書いてしまっている場合は、辞書やオンラインで別の表現を調べて書いてみると、語彙力upにつながります。
初めて書く人は、3行日記くらい短い文章でも構わないので、「毎日英語で書く」という習慣をつけるようにしましょう。
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