留学する都市や学校を探すときに、重要になるのが国籍比率です。
どの国籍の生徒が多いんだろう?日本人は少ない方がいいのかな?
結論は、日本人が少ないところを選んだ方が良いです!
本記事では、日本人比率が低いとどんなメリットがあるのか、また、日本人が少ない留学時期や都市の選び方を解説します。
筆者が実際に語学学校に行っていた時の国籍比率も写真付きで紹介するので、これから留学を考えている方は参考にしてみてください。
国籍比率について
日本人比率10〜15%くらいの学校を選びましょう。
10%ということは、1クラス15人くらいの中で日本人が1人か2人ということです。
私が半年通っていたEC Vancouverという語学学校の国籍比率を見てみましょう。
EC English Brochure 2021より
バンクーバーには、2015年4月〜9月まで滞在していました。
日本の夏休み期間(7月〜9月)は一時的に日本人が増えましたが、全体を通して国籍比率は合っていました。
日本人比率が低いメリット3選
学校やクラスに日本人が少ないと、どんなメリットがあるのでしょうか?
発言の機会が増える
「日本の◯◯ってどうなの?」「日本人の意見を聞かせて!」
日本に関する質問がすべて自分に飛んでくるので、発言の機会が増えます。
日本人がたくさんいるクラスだと誰かが答えてくれることに期待してしまい、結局話せなかった・・・ということも。
私が日本代表!というくらいの意気込みで意見を述べる機会を作りましょう。
いろいろな英語に触れることができる
日本人の英語は聞き取りやすいので、あまりリスニングの練習にならないことが多いです。
なぜなら、文章の作り方、発音、間違えるところは大体同じなので聞き取りやすく理解しやすいんですよね。だいたい言うことも予想できてしまいます。
せっかく留学しに行っているのに、日本国内の英会話学校と環境が同じでは意味がありません。
他国の学生は、色々なアクセントや訛りをもっているので慣れるのには時間がかかりますが、集中して耳を傾けることでリスニング力が上がります。
多様な価値観を学ぶことができる
私が語学学校にいた時のクラスメンバーは、ブラジル人、メキシコ人、スイス人、フランス人、韓国人、リビヤ人など全ての大陸を制覇できるのでは?というくらい多国籍でした。
多国籍であればあるほど、色々な英語、考え方、バックグラウンドがあります。いままでの常識や概念がくつがえされることも。
意見が違ってぶつかったとしても、留学の醍醐味として楽しんでみましょう。
国籍比率の落とし穴3選
学校のパンフレットでは日本人比率が低かったのに、留学に行ってみたら予想以上に日本人が多かった!とがっかりしないように、次の3つのことには気をつけましょう。
留学時期
2〜3月(春休み)、7〜9月(夏休み)は、一時的に日本人比率が増えることがあります。
普段は10%くらいでも、20〜40%程度まで跳ね上がることがあります。
留学時期が自由に選べるのであれば、学生の休みや世間の長期連休は避けましょう。
留学時期や期間が決まっている人は、留学エージェントや学校に直接問い合わせてみてもよいかもしれません。
英語レベル
語学学校の一般英語クラスは、レベル別であることが多いです。
日本人が一番集中するレベルは、pre-intermediateとintermediate(中級)レベルです。(TOEICで言うと、405点〜600点代)
これはなぜかと言うと、入学初日のテストで文法、リーディングはできるけれどスピーキングやリスニングが弱い人が多いからです。
スタートが中級レベルであると、クラスに日本人が3〜4人いると言うこともあります。
日本人だけでなく、上級レベルにいけばいくほどアジア人比率は下がる傾向にあります。
留学前の勉強やクラスに入ってからのレベルアップテストを頑張って、上のレベルを目指しましょう。
中級と上級クラスの国籍比較
ここで、私が通っていた時期のintermediate(中級)クラスと、advanced(上級)クラスの比較してみます。
▶︎ Intermediate(中級)レベル(2015年6〜7月)
このクラスでは、日本人は私1人だけでした。中級レベルは、南米・ヨーロッパの学生はいるもののアジア人が多い傾向にあります。
▶︎ Advanced(上級)クラス(2015年8〜9月)
上級クラスになると、日本人や韓国人が減るかわりに、ヨーロッパの学生が増えます。
英語のレベルは同じくらいでも、ヨーロッパの学生の方が圧倒的に話す量は多く、自分の意見を言うのも上手です。
日本人は、遠慮せずにどんどん話してディベートに参加することが大切です。
TOEICコース
TOEICは日本では英語レベルを測る指標として認められていますが、北米やヨーロッパでは何それ?と言う人も多いです。
そのため、TOEIC対策コースは日本人や韓国人が集中してしまいます。
正直、全体的な英語のレベルが上がると、TOEICの点数も上がるので、わざわざ留学に行ってTOEIC対策コースをとる必要はありません。
日本では認知度が低くても、ケンブリッジ英検やTOEFLなど世界に通用するテスト対策コースを受けることも考えてみてください。
都市選びのコツ
日本人が少ないところで勉強したい!という方は、都市選びも重要になってきます。
人気の都市を避ける
日本人に人気の都市は、時期を問わず日本人比率が高くなる傾向にあります。
例えば、ロサンゼルスやニューヨークよりもワシントンDCやサンディエゴの方が日本人比率は低くなります。
ロサンゼルス ・ ニューヨーク ・ サンフランシスコ ・ シアトル
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ワシントンDC ・ ボストン ・ サンディエゴ ・ マイアミ
大都市よりも地方
利便性には欠けますが、日本人比率が低いのは地方都市です。
例えば、イギリスであれば電車で別の都市にすぐ行けるので、利便性やエンタメが少ないといったデメリットはカバーすることができるでしょう。
ロンドン ・ オクスフォード
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ブライトン ・ ブリストル ・ ケンブリッジ
日本人比率が低い学校を探すには?
本記事では、筆者の経験をもとに日本人比率低いメリットや学校・都市選びのコツを解説しました。
日本人比率が低いメリット3選
- 発言の機会が増える
- いろいろな英語に触れることができる
- 多様な価値観を学ぶことができる
ここまで読んで、日本人比率が低い学校を探したい!行きたい!と思った方はいるのではないでしょうか?
しかし、自分で情報収集するには限界がありますよね・・・
そんな時は、留学エージェントに相談してみましょう。
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