「洋書を読みたいけれど、難しくて諦めてしまった。」
「どのように読んだらいいか分からない・・・」
このような悩みはありませんか?
洋書を読み切るのって、初心者にはなかなか難しいですよね。
本記事では、洋書を80冊以上読んできた著者が、洋書を読むコツや選び方を解説します。
オススメのジャンルや+αの勉強法も紹介しますので、洋書を読めるようになりたい!と思っている方はぜひ読んでみてください。
本記事を読んで分かること
- 洋書を読むコツ
- 洋書の選び方
- オススメする/しないジャンル
- 洋書を使った+αの勉強法
著者は、1年の語学留学から帰国後に洋書を読み始めました。もともと活字中毒だったこともあり、今まで読んだ洋書は80冊+積読30冊。今も月5冊ほど読んでいる著者が、洋書の読み方や選び方を紹介します!
洋書を読む4つのコツ
和訳しない
高校や大学の授業では、英文を和訳しながら読むように習ったかもしれません。
しかし、洋書を読む上では和訳は不要です。なぜなら、訳すことが目的ではないから。一言一句訳していると、全然進まないし、訳すことに疲れてしまうでしょう。
洋書を読むということは、英語で読んで英語で理解できること。
初めのうちは、辞書を使わずに読める、ページ数の少ない本を選びましょう。
分からない言葉は推測する
洋書を読んでいると、必ず分からない言葉が出てきます。分からない言葉があっても、そこで立ち止まらずに読み進めましょう。
例えば、皆さんは日本語で本を読むときに分からない言葉や読めない漢字があったらどうしますか?いちいち読み方を調べたり、辞書を引いたりしないですよね?
洋書を読むときも同じ。大切なことは、前後の文脈から「大体こんな意味かな?」と推測する癖をつけることです。
意味を調べなければならないのは、どんなとき?
逆に、意味を調べた方が良いときは、分からない単語が本全体の重要なキーワードになっているとき。
例えば、推理小説を読むのに「探偵」や「犯人」という言葉を知らなかったら、誰がキーパーソンから分からないですよね。
繰り返し出てくる単語や、重要そうな単語は辞書で調べましょう。
無理だと思ったら途中で止める
読み進めていくなかで、段々意味が分からなくなってきた・・・
分からない単語が多すぎて、ついていけない・・・と思ったときは、一旦本を置きましょう。
ついていけないということは、レベルが合っていないか語彙力が足らないからです。
他のツールで勉強を進めてから戻るのもアリですよ。
私も、買ったけれど難しくて読めていない本はたくさんあります。語彙力を上げていつか読めるように!と積読中です。
義務だと思わず楽しむ
一番は、読書を楽しむこと!
洋書を読むこと=勉強だと感じてしまっては、読むことが苦になってしまいます。ノルマは決めずに、読みたいと思ったときに読むことをオススメします。
洋書の選び方5つのポイント
あらすじをチェックしよう
洋書を読む上で大切なことは、読む前にどれくらい本の前情報があるか。
本の前情報とは?
- ジャンル
- 登場人物の性別、年齢、職業など
- 場所や年代
- 主な出来事
特に、5W1H=いつ、誰が、どこで、何を、どのようにしたという情報が掴めていると、読むときに理解しやすくなります。読む前に、あらすじや本の裏表紙、目次などに目を通して、どのような話の展開になりそうなのか想像しながら読みましょう。
レビューを読もう
レビューを読むことも、本の前情報を手に入れる一つの方法です。レビューの中には、詳しく、端的にあらすじを解説してくれているものもありますので、その本が興味を引く内容かチェックしてみましょう。
レビューを読むのにオススメのツールは、AmazonかGoodreadsがオススメです。
“Goodreads”とは?
Goodreadsとは、書籍・作者情報やレビューを閲覧することができるweb サイト・アプリです。無料で会員登録すれば、オリジナルの本棚を作ることもできるので、読書記録をつけることもできます。
試し読みをしよう
試し読みをすることで、本の内容が面白そうか、また本のレベルが合っているかを確認することができます。1章分、または5ページほど読んでみて、大体の内容が理解できそうであればOK!
その際に、1ページの中に分からない単語がいくつあるかカウントしてみましょう。
分からない単語が5つまでであれば、問題なく読めるレベルだと思います。
逆に10個以上ある場合は、レベルが合っていないと思うので避けたほうがいいかもしれないですね。
ページ数が少ない本を選ぼう
洋書を読んだことがない人が、いきなり長編を読むのは大変です。
初めての人にオススメの分量は、100〜200ページほど。ジャンルは問いませんが、頑張ったら読める!くらいの分量を目標にしましょう。
好きなジャンルや趣味から選ぼう
好きなジャンルや趣味のことを知るのは楽しいですよね。洋書を読むときにも、その「楽しい!」「もっと知りたい!」という気持ちが大切です。洋書初心者のうちは、無理せずに楽しんで読めるように、好きなジャンルや趣味に関連した本を読むとよいでしょう。
初心者にオススメのジャンル5選
初めて洋書を読む方にオススメのジャンルは、次の5つです。
オススメのジャンル
- 青少年文学
- 自己啓発
- ビジネス
- 著名人の自伝
- 日本に関する本
これらのジャンルの特徴は、①単語が比較的易しい ②簡潔に書かれている ③自分がすでに知っているという3つが挙げられます。
青少年文学
青少年文学は、中学生や高校生が対象に書かれているので、比較的使われている単語や文章が易しいです。そのため、長編でも読みやすいことが多いです。
自己啓発・ビジネス
自己啓発やビジネス書は、万人に伝えることが目的なので、簡潔に書かれている場合が多いです。また、各章の最後にはまとめが書かれているので、章ごとに内容を振り返りやすいのも特徴です。
著名人の自伝・日本に関する本
すでに知っていることや知識がある内容を洋書で読むと、理解しやすいです。経歴を知っている著名人や日本文化について書かれた本であれば、分からない単語があっても推測しやすくなります。
初心者にオススメしないジャンル4選
逆に、オススメしないジャンルは次の4つ。
オススメしないジャンル
- SF
- ミステリー
- ファンタジー
- 文学
これらのジャンルに共通するのは、①単語が難しい ②登場人物が多い ③歴史的背景を含んでいることです。
このジャンルに手を出してしまうと、分からない単語が多すぎたり話についていけなくなって挫折してしまいます。挫折してしまうと、その後も読むことが辛くなってしまうので、読みやすいと思うジャンルを選びましょう。
私が初めて読もうと思った洋書は「ナルニア国物語」でした。日本語でも読んだし、映画も観たから分かるはず!と思って読み始めましたが、ファンタジー独特の単語が分からず挫折してしまいました・・・
洋書+αの勉強方法
ここからは、洋書を読むためのツールや+αの勉強法を紹介します。
+αの勉強方法4つ
- 洋書多読なら ▶︎ Kindle
- リスニングするなら ▶︎ Audible
- 語彙力をつけるなら ▶︎ Quizlet
- 読んだ内容をアウトプットするなら ▶︎ オンライン英会話
洋書多読ならKindle
洋書は紙の本でも楽しめますが、輸入している分お高めです。普通のペーパーバックでも2,000〜3,000円することも・・・
お得な価格でたくさん読みたい!という方には、AmazonのKindle Unlimitedがオススメです。
月額980円なので、一冊にも満たない価格で洋書を楽しむことができますよ!邦訳も利用できるので、日本語と英語を照らし合わせて読みたい人も要チェックです。
Kindle Unlimitedでは・・・
- 月980円で200万冊以上の本・マンガ・雑誌が読み放題!
- 洋書は8万冊以上
- 30日間の無料体験期間あり
- Kindle端末やスマホ、PCなど好きな端末で楽しめます
リスニングするならAudible
洋書は読むだけではなく、リスニング練習としても活用できると一石二鳥!
リスニング練習もしたい人にオススメなのは、AmazonのAudibleです。Audibleでは、6万冊もの洋書が利用可能。
オススメの勉強法は、リスニングをしながらシャドーイングすること。シャドーイングってなに?という方は、下記の記事を読んでみてください。
通勤中、運転中、料理しているときなど、隙間時間にAudibleを聴いてリスニング力を鍛えましょう!
Audibleでは・・・
- 月額1,500円で12万以上の作品が聴き放題!
- 洋書は6万冊以上
- 2ヶ月無料キャンペーン実施中
- オフラインで再生可能
- Audibleでしか聴けないポッドキャストや本も!
語彙力をつけるならQuizlet
語彙力をつけたい人は、分からない単語があったら付箋を貼ったり、ハイライトしたりして後から見返せるようにしておきましょう。意味を調べるのは、各章が終わったタイミングで!
ただ、調べて終わってしまったら定着しません。そこで、無料で利用できるデジタル単語学習サービスQuizletを活用しましょう。
Quizletとは?
- 無料で利用可能(サイト内アップグレードあり)
- オリジナルの単語カードが作れる
- 作成した単語カードを使って繰り返し学習、テスト、マッチングゲームができる
アウトプットするならオンライン英会話
洋書を読めばリーディングの力が付いたり、語彙力や表現力を身につけたりすることができます。
しかし、それだけではインプットにとどまってしまいます。英語を上達させるコツは、アウトプットすること!
本のあらすじや感想を話すことで、語彙や表現の幅を広げることができますし、長い文章を話す練習にもなりますよ。
オンライン英会話を活用したアウトプットの勉強法とは?
- 読んだ本のあらすじを説明する
- 学んだ語彙を使って、新しい文章を作ってみる
- 印象に残った場面や感想を話してみる
- 講師のオススメの本を聞いてみる
オンライン英会話では、DMM英会話がオススメです!無料体験レッスンを2回受講できるので、気になる方は是非試してみてください。
まとめ
本記事では、これから洋書に挑戦したい人向けに、洋書を読むコツや選び方を紹介しました。
洋書を選ぶ際は、下記のポイントに気をつけてみましょう。
洋書を読むコツ
- 和訳しない
- 分からない言葉は推測する
- 無理だと思ったら途中で止める
- 義務だと思わず楽しむ
洋書の選び方
- あらすじをチェックする
- レビューを読む
- 試し読みする
- ページ数が100〜200ページ程度の本を選ぶ
- 好きなジャンルや趣味に関連した本を選ぶ
私が一番大切だと思うことは、義務だと思わず楽しむこと。
洋書を読む醍醐味は、邦訳されていない本を原文のまま楽しめることだと思います。
ぜひ、いろいろな洋書を読んで英語学習につなげましょう!
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