「シャドーイング」という言葉を聞いたことがあるけれど、具体的に何をしたらいい?
自己流でやってみたけれど、上達している気がしない!
こんな方は疑問や悩みを持っている方は多いのではないでしょうか。
シャドーイングは、スピーキングとリスニングを同時に鍛えることができる勉強法です。
筆者は、高校の授業で、初めてシャドーイングを知りました。(授業に導入してくれた先生には感謝です。)
それから、教科書の文章、Podcast、TED Talkなどでシャドーイングを続けて実際に効果を実感しています。
しかし、正しい方法を知らないと、いつまでたっても上達できないことも・・・
本記事では、シャドーイングの効果や方法、無料で使えるおすすめツールを紹介します。
こんな悩みを解決します!
- シャドーイングって、具体的に何をすればいい?
- シャドーイングの効果的な勉強方法を知りたい。
- 自己流では限界があるので、ツールを使って勉強したい。
シャドーイングとは?
シャドーイングとは、お手本となる文章を聞いたそばから発音する練習法で、Shadow = 「影」のように、追いかけて発音することからシャドーイングと呼ばれます。
同時通訳の練習に使われるなど、ちょっと高度なトレーニング方法ですが、やり方を知っていればとても効果的な勉強法ですよ!
シャドーイングの効果
シャドーイングをすると、どのような効果があるのでしょうか?
リスニング力とスピーキング力が同時に鍛えられる
語学を勉強するためには、インプットと同じくらいアウトプットが大切です。
リスニングだけではインプットのみで完結してしまうので勿体無い!
聞いた文章を声に出す=アウトプットすることでスピーキング力も同時に鍛えることができます。
知っている単語と知らない単語がはっきりする
リスニングだけでは、聴いて理解した「つもり」になってしまいます。
シャドーイングは意味がわかった言葉やフレーズを口に出して発音するので、聞き取れた単語と聞き取れなかった単語がはっきりします。
発音できなかった言葉=知らない言葉だから、それを調べれば語彙力もつきますね!
英語独特のリズムがわかる
英語には、日本語にはない間の取り方や話すときのペースがあります。
音読をしているのにネイティブみたいに話せないのは、英語独特の話し方が身に付いていないから。
シャドーイングでは音声のペースに合わせて話すため、ネイティブのような自然な話し方が身に付きます。
シャドーイングの注意点
シャドーイングは、初心者には難しい場合があります。
聞いて理解した言葉を発音するので、発音できる言葉が少ないと、モチベーションも下がってしまいますよね・・・
初心者さんがシャドーイングをする場合は、以下の3つに気をつけて練習してみましょう。
シャドーイングが上手くできるコツ
- 先にスクリプトを読んで、意味を理解した上でシャドーイングする
- 簡単な内容の動画や音声を選ぶ
- 短い動画で練習する
シャドーイングをする5つの方法
①リスニングのみ
まずは音声や動画を聴いてみて、内容を理解しましょう。この時はリスニングに集中してOK!
②スクリプトを見ずに、数秒遅れで聞こえた単語を声に出して読む
字幕やスクリプトを見ずに、聞こえた単語をひたすら声に出して発音します。このパートがシャドーイングです。
最初から全部発音しようと頑張らなくて大丈夫。繰り返すと言える単語が増えていきます。
③スクリプトを見ながら被せて読む
3回目は、スクリプトを見ながら音声と同じペースで読んでみましょう。このパートは音読に近いですね。
読みながら、どの単語がわかったのか、わからなかったのか確認しましょう。
④わからない単語を調べる
一旦音声を止めて、知らなかった単語やフレーズの意味を調べてみましょう。
ノートに書いて復習できるようにしても良いし、意味を調べるだけでも良いですよ。
⑤ シャドーイングをもう一度
文章の内容が理解できたら、②の繰り返しでもう一度シャドーイングをしましょう。
何回か練習すると、言えるようになった単語が増えているはずです!
①〜⑤を全部すると、とても時間がかかります。空き時間と相談しましょう!
おすすめツール3選
TED Talks(無料)
シャドーイングにおすすめなツールNo.1!いろいろなジャンルのプレゼンが載っている上に、動画の時間も2〜20分以上と豊富。
スクリプトが付いていて、日本語字幕がある動画も多いので、意味を確認しながら練習ができます。
プレゼンが上手い人たちばかりなので、英語でプレゼンをする、発表する機会がある人はプレゼンのテクニックも盗んでしまいましょう!
短い動画で何回も練習したり、長い動画で集中して練習したり・・・自分に合った練習方法を探してみましょう。
映画やドラマ
日常的な英会話で練習したいなら、ドラマや映画がおすすめ。
1人のキャラクターになりきって、その人のセリフをシャドーイングしてみましょう。
英語だけでなく、リアクションや話すスピードも真似してみると、よりネイティブっぽい発音ができるようになります。
弁護士や医療系などは専門用語が難しいので、日常生活に近いシチュエーションのジャンルを選ぶと練習しやすいですよ。
シャドーイングアプリ
自分のシャドーイングを誰かに確認してほしい、またアドバイスが欲しい場合はアプリがおすすめです。
アプリにはシャドーイング初心者用から上級者向けまであるので、レベルに合わせて活用しましょう。
まとめ
本記事では、シャドーイングの効果や方法、おすすめのツールを紹介しました。
シャドーイングを英語学習に取り入れると、次のような効果があります。
シャドーイングの効果
- リスニング力とスピーキング力が同時に鍛えられる
- 知っている単語と知らない単語がはっきりする
- 英語独特のリズムが分かる
シャドーイングは一見難しそうですが、英語のリズムを掴めてくるとスピーキング力や発音が飛躍的に向上する練習方法です。
一朝一夕で身に付くものではありませんが、短い動画から練習してみましょう!
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