英語のレベルをもっと上げたい!という方にオススメなのが洋書多読。なぜなら、本を読みながら語彙力や表現力を身につけることができるからです。
ビジネス書にはもう一つの利点が。それは、知識も増やすことができるという点です。
海外のビジネス書は、論理的に書かれているだけでなく、心理学の要素を含んでいたりするので、英語のフォーマルな書き方や経済・心理学の考え方にも触れることができます。
とは言っても、普段から洋書を読んでいなければ、何から手をつけていいか分からないですよね。
本記事では、洋書でビジネス書を読みたい!という方向けに、本の内容やおすすめポイントを紹介します。
この記事を書いている私は、これまでに洋書を100冊ほど読んできました。積読は30冊ほど。今も、月5冊くらい購入しています。そんな洋書コレクターの私がオススメのビジネス書を紹介します!
おすすめのビジネス書5選(随時更新)
“Who moved my cheese?” by Spencer Johnson (邦訳あり)
ビジネス書が初めての方にオススメなのが、“Who moved my cheese?”。約100ページと短いのですが、1998年に発売されて以降、常にビジネス書の上位にランクインしています。
テーマは、「変化」に対応するための極意。
迷路に中に住む2匹のネズミと2人の小人が登場人物です。彼らは毎日チーズ探しに翻弄し、ついに十分な量のチーズを見つけます。しかし、ある日そのチーズが消えてしまった!
そのとき、2匹と2人はそれぞれどのような決断を下すのか?という話です。
このチーズこそが、「変化」。
目まぐるしく変わっていく時代で、私たちはどうするべきか、面白く端的に教訓を教えてくれるような一冊です。
“The culture map” by Erin Meyer (邦訳あり)
“The culture map”は、タイトルの通り、国や文化が違う人たちが仕事をするときにどんなことに気をつければ良いのか?を心理学の視点から解説する一冊です。
「伝えたつもりが伝わっていなかった。」「誤解されてしまった。」など、国を超えてビジネスをするとき、誰もがぶつかるのが文化の壁。
例えば、日本は”High context culture”、つまり「言わなくてもわかるよね」の文化。一方、アメリカは”Low context culture”、つまり「言わないと分からない」の文化。これを知らないと、コミュニケーションに支障をきたすことになります。
本書では、グラフや図を交えて、どの国がどの文化に位置しているかを解説しています。日本はどこの国の考え方に近いのでしょうか。また、日本と考え方が正反対の国は?
ビジネスだけでなく、海外と関わりを持つ方にオススメの一冊です。
“Creative confidence” by Tom Kelly & David Kelly (邦訳あり)
デザイン思考の一面からビジネスについて考えているのが、“Creative confidence”。
デザイン思考とは、日常の悩みをいかに解決するか、というプロセスに重点を置いた考え方です。
自分は「クリエイティブじゃない」と思っている人でも、少し視点を変えるだけで、いつもと違う角度からアプローチできる。本書では、アイデアを使って問題を解決した事例や、デザイン思考を身につけたい人向けトレーニングやアドバイスを紹介しています。
個人だけでなく、組織に対しても応用できる一冊です。この知識を持っていれば、ミーティングでのアイデア出しや問題解決がちょっと楽になるかも?
“Shoe dog” by Phil Knight (邦訳あり)
NIKEの創設者、Phil Knightによる自伝です。
この本は、スタートアップやブランド作りに興味がある方に特にオススメです。
1からビジネスをつくり成長させていく苦労や、試行錯誤、ブランド作りなど、創設者の想いが詰まった一冊。
意外なところで日本企業のとの関わりも見えてきます。
“Originals” by Adam Grant (邦訳あり)
TED Talkでも有名なアダム・グラント著。
オリジナルを生み出す人には、どのような共通点があるのでしょうか。また、ビジネスや組織に生かすためには何に着目すれば良いのでしょうか。
著者は心理学者でもあるので、行動心理学などビジネス以外の視点でもさまざまな事例を提示しています。
例えば、締め切りの何ヶ月も前に課題を終わらせてしまう人と、先延ばししてしまう人では、どちらがクリエイティブな思考を持っているのでしょうか。
オリジナルを生み出した人は、同じくらい平凡なアイデアも出している?
天才だけがオリジナルを生み出せるのではなく、個人〜組織に応用できる考え方満載の一冊です。
Audiobook
上記で紹介した本はすべて、Audibleで利用可能です。
通勤中に聴いてみたり、本を読んだ後にAudibleで聴きなおして意味を確認するなど、Audibleの使い方は無限大!オーディオブックはハッキリ発音してくれるので、リスニングやシャドーイングの練習にもオススメです。
月額1,500円と、本一冊分の料金で聴き放題なのも嬉しいですね。
2ヶ月無料キャンペーンを開催中なので、ぜひ英語学習のツールとして使ってみてください。
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